未曾有の鈴蘭頂点へ向け、果敢に挑戦する男の美学
最凶の不良たちが集まる鈴蘭男子高等学校。通称カラスの学校と呼ばれているらしい。カラスのような不良学生が集まり、いまだかつて成し遂げたことが無い鈴蘭統一制覇を目指し、多数の派閥が勢力争いを繰り広げるクローズ・ZEROの映画を鑑賞して来ました。実は、この映画の奥深さを知る為に、劇場に2回も足を運んで鑑賞してしまったのです。最近は、何か不良っぽいカッコ良さに男らしい強さに惹かれる潜在的ものが蠢いていますが、1回目の鑑賞時、自分の経験値から現実的なものを照らし合わせしすぎた為、「下らない・・・、馬鹿馬鹿しい映画、たった一つの学校内で勢力争い?!・・・」などと見下すような半信半疑で、今一つ心の奥底がしっくりと来なかったように思えます。しかし、あくまでもコメディーの世界であって、漫画家の高橋ヒロシさん原作の伝説コミック「クローズ」が完全オリジナルストーリーで映画化してものであること。しかし、10年近くもからコミック漫画から疎遠してしまっている私にとっては、どうしても蚊帳の外。もし、私がまだあとげない中学生頃、若しくは、仮に女子高生で小栗旬のファンだったら、純粋のこの映画にハマッテいったかも知れません。面白くないはずが無いと自分を疑い掛け、気持ち的にリフレッシュさせ本日2回目の鑑賞。ようやく面白さと本質的な良さを紡ぎ出し、「果敢に攻め続ける男の美学・カッコ良さ」を感じ取ることが出来ました。
鈴蘭の頂点を求めて、新3年生として鈴蘭高校へ転入して来る主人公の小栗旬(源治役)と、同じ3年生で、鈴蘭の最大勢力「芹沢軍団」率いる百獣の王と呼ばれている山田孝(多摩雄役)の対決が鈴蘭最凶バトルの醍醐味。しかし、その影には、2年生にして鈴蘭の実力ナンバー1と言われる通称リンダマンの存在が何となく不気味。しかも彼は、派閥や勢力争いに全く興味を示さないところに、一筋縄では行かない奥深さを予感させられます。
主人公の小栗旬(源治役)は、転入して来たばかりの頃、校内の派閥や勢力争いにどのように加わればいいのか右往左往。その中で同高校中退の片桐拳が成しえなかったことの思いを馳せ、力を貸してゆくドジで間抜けなチンピラ役に扮し、ユーモラスな場面を盛り立ててくれます。
拳は、矢崎組のチンピラ。あるひょんなことで、源治のリュウセイ会の親分であることを知ることになり暗雲の闇に・・・。親分からリュウセイ会の「息子(源治)の首を取れ」と陰謀を担がされる羽目に。しかし、拳は「自分のケジメをつけたい」とリュウセイ会の親分(源治の父親へ源治に託す思いを馳せ、手紙を渡す姿に先輩後輩共に友情と絆を大切にする純粋で心情的な面を鑑みました。
最終ラウンドでは、鈴蘭恒例の軍団同士の対決から、源治と多摩雄の一騎打ち対決が・・・。長いリーチと俊敏性を活かした必殺の飛び膝蹴りと腕力にものを言わせるストロングスタイルのどちらに軍配が上がるのか醍醐味です。しかし、それで頂点に達することは出来ず、2年生で最強屈指の通称リンダマンが登壇する。源治の2周りもデカイっ!リンダマンの胸元にスッポリと覆いかぶされてしまう程、兎に角デカイっ!!自分の親父に「鈴蘭を制覇して、親父の頭を取る」と宣言した源治。ここに未曾有の鈴蘭頂点へ直向に果敢に挑戦する男のカッコ良さ・美学的なものを鑑みることが出来ました。リンダマンとの対決は一体どうなるのか??映画を観てのお楽しみです。





