万年筆で自分の思いを綴りながら、自分自身と向き合う大切さ
クローズド・ノートを鑑賞して来ました。通常は、ハリウッド系の洋物アクションの虜になる私ですが、なぜか今日は、日本の純情な日常でごく有り触れたもので、心を癒して自分をしっかりと見つめ直していきたい・・・・。そんな思いでした。
主役は、沢尻エリカ(香恵)で、伊勢谷友介(石飛)に恋を抱く中で、引っ越して来たばかりの部屋で、先住人が置き忘れていった(遺していった)禁断の日記の扉を開いてしまいます。その日記の綴ったのは、竹内結子が演じる伊吹先生です。生徒の皆の幸せを願う純情な優しさと強さに心が解きほぐされていくような気持ちです。もし、私が小学生でこんな先生が居たら、恋を抱いて自分の心の思いを馳せていたかも知れません。
この映画は、思いを綴る万年筆とその人の思いが限りある人との絆の中、「秘密」と「感動」の中からクラシカルな誰でも体験しているようなスタンダードな物語です。
現代は、情報が溢れ出し、あの情報、この情報に振り回されては皆が右往左往。人間同士の絆が変貌してしまっている世の中、濁流に押し流され、人のキチンと向き合うことが出来なくなって来ているのではと懸念している私です。そんな中、改めてゆとりを時間を大事にしながら自分の心と素直に向き合い、自分の心の中を思い・感動を人に伝えるために、綴ることの大切さを教えられ、本来の人間の原点に戻ることの必要性を呈しているようにも感じました。
主役の香恵(沢尻エリカ)は、教育大学に通う女子大生、大学の授業とマンドリン部での部活動、万年筆店でのバイトの日常の過ごす中、日記を自分に投影しながら、不思議にも同じような体験をしている。アルバイト中、同店に来店した石飛(伊勢谷友介)を好きになり片思いを打ち明けようとする。しかし、現実を目の辺りにして、デッサンとして利用されていたことに気付く。嫉妬の中から「悔しい」「辛くて悲しい」、誰もが似通うような男女の恋愛体験。そこに、自分自身が主役の女子大生にでもなったかのような疑似体験を味わうかも知れません。
通常は、好きになった異性に「私(僕)だけを見つめて欲しい」「私(僕)だけに思いを抱いて欲しい」。しかし、そこを突き詰めていくと、自分自身が可愛いという単なる小我(エゴ)であることに気付く。そこに葛藤が生じて、魂が磨かれ人間として成長していくものだと思いました。大きな心で人を受け容れるようになると「大我の愛」が芽生えていく。自分は限りある絆の中で、皆の幸せの為に自分自身はこの人生で何を掴み育まなければならないのか?感動のストーリーの中に重要なヒントが隠されていることを鑑みました。
クローズド・ノートの書籍も購買して、映画で観たスクリーンを元に自分で描きながら、心でしっかりと読みほぐしてみたいを思います。
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